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2011年6月8日水曜日

エアコン節電術 その1

 エアコンの節電で最も有効な手法は、まず、冷房の設定温度を上げることです。実際、設定温度をわずか1度上げるだけで消費電力は約10%も抑えられ、2度上げれば、約20%も節電できる計算となります。

 今回の震災後に、夏の節電策として国や自治体では「設定温度28度」を推奨しています。ただ、「28度」では暑いと感じる人が多いので、設定温度そのものは下げずに、暑さをしのぐ工夫が重要になってくるわけです。

 リモコンの使い方一つで、エアコンの消費電力は大きく変わってきます。エアコンメーカー「ダイキン工業」空調生産本部では「設定温度を下げるより、風量を強くした方が、はるかに節電効果が高い」とアドバイスしています。

 一般的な家庭用エアコンで冷房運転をする際、消費電力のほとんどは、温度を下げる時に費やされています。室内機と室外機をフル稼働させて、部屋の中の熱を屋外に排出しているのです。それに大きなエネルギーが必要になっています。

 これに対して、風量を強くすると、室内機の送風ファンの回転数が上がり、消費電力は多少増えます。しかし、それでも温度を下げる時に比べれば、わずかな量でしかありません。

 風量を「強風」にすると部屋に気流が生まれ、「体感温度」は2度下がる、といいます。「28度」でも体感温度は26度程度に下がり、格段に過ごしやすくなります。

 また、一般に誤解されている節電術もあるので注意しましょう。例えば、エアコンの電源をこまめに入れたり消したりする使い方です。エアコンは、部屋の温度を下げる時にたくさんの電力を消費するので、ずっと「自動運転」にして、温度を一定にした方が、実は節電になります。

(つづく)

総務部 小杉 勉

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